サプリメントや食事で摂ることのできる酵素は、自宅でも作れるということをご存知でしょうか。市販の酵素ジュースのように何十種類もの原料を発酵させたものを作るのは無理がありますが、数種類程度の野菜や果物から作る酵素ジュースならば自宅でも十分に作ることができますし、実際に自家製酵素ジュースを活用している人は少なくありません。しかし、初心者は発酵と腐敗の違いに気が付きにくく、知らない間に雑菌が繁殖してしまうこともあるので、初めは各地で行われている手作り酵素教室などで勉強しておくのもおすすめです。
基本的な酵素ドリンクの作り方としては、まず材料となる野菜や果物をカットします。種や皮は取り除かず、そのまま使いましょう。栄養分を丸ごと接種できて効率的です。漬け込むビンは、煮沸消毒で完全に雑菌を除去しておきます。ビンにカットした野菜や果物を入れて、その上から白糖を野菜や果物の重量の1.1倍入れます。白糖で材料を覆うように入れればOKです。発酵助成剤を使う場合には、砂糖を入れる前に振り掛けます。ふたはきっちりせず、ゴミが入らないように新聞紙やキッチンペーパーで覆うだけにしましょう。密封すると酸素が不足して発酵しません。その後10日ほど常温の場所で発酵させますが、その間毎日かき混ぜてやる必要があります。かき混ぜる時は肘まできれいに洗って手で直接かき混ぜましょう。手についている常在菌の発酵を促進します。ただし、手を怪我していたり傷がある場合などは、衛生面を考えて素手ではかき混ぜないようにします。10日ほどたって発酵したら、全体を漉して液体を取り出します。これで酵素ジュースの完成です。大量に入れる砂糖は、酵素の餌となってブドウ糖に変換されるので甘すぎたりカロリーを気にしたりすることはありません。原料は種類をたくさん使ったほうが深みのある味になりますが、単独でいろいろな種類の酵素液を作り、違いと楽しむのもおすすめです。慣れたらそれほど難しいものではありませんので、気軽に作ってみてはいかがでしょうか。